秋刀魚、雑感

sanma
会社の近くにある某居酒屋、ランチタイムはおじさんを中心にいつも盛況で。
この日の焼き魚は秋刀魚。

個人的には今シーズンの初物。
自宅最寄のスーパーでは先週末から並び始めました。
8月末の秋刀魚、いってみれば「はしり」でもうちょい後で食べる方が旨いし安いしなのは分かっていながらついつい頼んでしまった。
ポテトサラダ、いぶりがっことサイドメニューも厳しいチョイス。
写真に写ってないけど、なめこ、小松菜、豆腐の味噌汁も贅沢で良い。
これはおじさんが集まる訳だよなあといつも思う。

お店では女将が「今年も秋刀魚、高いのよ」と言ってました。
こんなニュースもあり、確かに高そうだと思うけど、そもそもベースが安い魚だし、最近他の魚も妙に高いこともあって、結局のところ秋刀魚好きな人が食べる回数はあまり変わらないのじゃなかろうか。
もちろん飲食業の方はそうも言ってられないだろうけども。

大分県で育った僕にとって、子供のころ青魚といえば鯵か鯖で、秋刀魚が食卓に並んだ記憶がない。
これはうちの家だけかもしれないとも思うけれど、そもそも当時九州で秋刀魚はどの程度流通していたのか。

15年ほど前にも大分県で数年生活していたのですが、旬の時期にもかかわらず近所のスーパーに生の秋刀魚が売っておらず(開きや一塩打ったものは売ってた)、さびしい気分になったことを思い出した。
そういえば鍋のシーズンに生の鱈が売ってなくて驚いたこともあったな。甘塩の鱈は売ってたけれど。
九州の方に質問、生の秋刀魚、生の鱈は近所で売ってますか?

話題はまた変わって。
昨年のことですが、近所のスーパーの鮮魚コーナーに「今年は水温が高いことが影響して秋刀魚についてるアニサキスの量が多いので予め了承した上で買ってほしい」という旨の注意書きが貼られていた。
あと違うスーパーでは、「鮭にアニサキスが付いていたら交換します」と貼られていて。
食の安全性云々というよりはクレーム対策に見えて、近所で寄生虫嫌いの消費者が数人暴れまわってるんじゃなかろうかと邪推。

それはさておき、秋刀魚や鮭には虫がつきやすいことを皆承知の上で食ってるもんだと思っていましたが、世間的にはそうでもないんですかね?
色んなもんが浮遊してる海で採れるもんなんだからしょうがないでしょ、と思う。

とはいえ「今年はアニサキスが多いよ」と書かれると秋刀魚を食べる気が失せたこともまた事実で。
特に食に関しては「見ぬもの清し」の考え方が昨今ではよろしくないのかもしれないけれど、もう少し上手いやり方はないもんか。

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