住宅のシックスポケット化は進む?

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着るものに頓着がない方だ。
人に会わない日なんかは、ひどいなりをしているらしい。
らしい、と書いたのは、本人としては着心地の良いものを着ているにすぎないわけで。ただ、それを見かねた家族からたしなめられたりすることもあるくらいだから、結構駄目なんでしょうな。

プライベートはさておき、ですよ。
気付けば自分も世間で言うところのイイオトナに差し掛かり、ビジネスマンとして仕事の時くらいは年齢に見合ったものを身につけないといけないのだろうなぁ、みたいなことは時折考える。
とはいえ、根がケチなもんで、陳列された靴や鞄を見るたびに、「なんとまぁ高いもんだ」と呆れる。
結果、通勤鞄を買い換える時には、「小学生のランドセルだって何万もするんだから」と心の中で唱えてから踏ん切りをつけることになる。

ランドセルはシックスポケットの商品と言われます。
両親だけではなく、旦那、奥さん双方の両親(じいちゃん・ばあちゃん)からもお金が出る、すなわち6人の懐から費用が捻出される商品ということです。
だから販促も両親だけではなく、孫にランドセルを買い与えたいじいちゃん・ばあちゃんの財布を狙って打たれることになる。
そのうち通勤鞄もシックスポケットになるんじゃなかろうかしら。あるいは、もうなっているのか。

先日、某ハウスメーカーさんのカタログを拝読していてふと思ったのですが、テイストが一次取得者層向けに見えない。
どうももっと年齢が上の方を想定して作っているものに見える。
で、気になって他のハウスメーカーさんの資料も見てみると、色々な打ち出しをする企業があるものの、全体的にそういう傾向が強まっているように感じた(といっても根拠無し、感覚的なものですけどね)。

住宅会社経営者に、機会があるたびに、「ここ数年の傾向を聞きたいのですが、自己資金のうち、両親からサポートしてもらっている額は増えてます?減ってます?」と伺ってみたところ、今のところ全員が、「毎年増えていると思う」という回答。

工務店の方から、「自社で契約する方向で話が進んでいたのに、最後にご両親からの資金援助があり、ご両親の意向でハウスメーカーと契約になった」みたいな話も聞いたことがある。
ご両親が息子夫婦に「お金は出してあげるから、もっと大きな会社で建てなさいよ」とアドバイスする、みたいな流れだったのだろうとなんとなく想像できる。

なるほど。
住宅はそもそもシックスポケット的な商品だとは思っていたが、さらにそれが加速しているのかもしれないな、と。

そうなると、工務店の販促もお施主さんの親世代がターゲットに入ってくる。
また、お施主さんの親御さんとの信頼関係が必要になってくる。

一時取得者層の親御さんの世代と、なんらか接点を持つことの意味が増すんじゃなかろうか。

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