商品と物語性

jim

件のゴーストライター問題、いい感じにこじれてきているようで……。

嘘はいかん。
これは大前提として。
色々と興味深い一件ではあります。

ことの真偽や是非はさておき、ですよ。
消費者は商品そのものの価値ではなく、その背景にある物語を珍重するものであるな、と改めて感じます。
楽曲そのものの良し悪しと同じくらい、「どういう作者がどういう思いで作ったのか」を大切にしたい消費者が多いのだな、と。
それを求める声がマーケットに多いので、「人格者による感動的な物語」が一人歩きを始めちゃうんだろう。
で、いろんな利害やエゴがからんでそれが加速してしまった図式に見えます。

物を売るにあたって、お客様にきちんと物語を伝えることは大切であると考えます。
こういう文脈で書いてしまうとシニカルに見えてしまうかもしれませんけども、ほんとにそう思う。

ところで、佐村河内守氏は、DOORSのファンらしいですね。
なるほどJIM MORRISON風の風貌だ。

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